顎関節症,顔面非対称,開咬の症例 16才男性

酒井矯正歯科クリニックブログ

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顎関節症,顔面非対称,開咬の症例 16才男性

こんにちは。

名古屋市名古屋駅、酒井矯正歯科クリニックの酒井聡です。

本日は顎関節症、上顎骨の後退・下顎骨の前突を伴う顔面非対称、開咬の症例についてご紹介いたします。

16才、男性の症例です。

主訴は、顎のずれ、ゆがみということでした。

開口時にクリッキングが認められたため、始めにスプリント治療を行い、学位の安定化を図りました。

その後、外科的矯正治療を行うための術前矯正治療として、前歯の唇側傾斜、叢生、歯列弓の改善を行いました。

準備が整った所で外科手術を行い、機能的咬合を確立するため術後矯正治療を行いました。

歯の排列は、上顎両側小臼歯を抜歯して行いました。

使用した矯正装置は、マルチブラケット装置、パラタルバーです。

 

治療後は、左右非対称だった顎がほぼ対称になり、顔つきが変わっただけでなく食べ物が噛みやすかったり、笑顔を自然とできるようになったということです。

 

矯正治療費用 : 保険適用

矯正治療期間 : 5年5ヶ月

 

 矯正治療前

 

 術前矯正治療中

 

 手術前

 

 術後矯正治療後

 

 

 

 

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について

  • 最初は矯正治療による不快感、痛み等があります。数日間〜1、2週間で慣れることが多いです。
  • 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
  • 装置の利用状況、顎関ゴムの利用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者様の協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  • 治療中は、装置がついているため歯が磨きにくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることがあります。
  • 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
  • ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  • ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
  • 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
  • 治療中に『顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口が開けにくい』などの顎関節症状が出ることがあります。
  • 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
  • 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりすることがあります。
  • 矯正装置を誤飲する可能性があります。
  • 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
  • 装置が外れた後、補綴装置を指示通り利用しないと後戻りが生じる可能性があります。
  • 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやり直す可能性があります。
  • 顎の成長発育により咬み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
  • 治療後に親知らずが生えて、凹凸が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせると咬み合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
  • 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります