私たちの治療目的-愛知・名古屋市・名古屋駅前の矯正歯科なら酒井矯正歯科クリニック

豊富な経験と実績。愛知(名古屋・名古屋市)の矯正歯科・矯正なら当医院にご相談ください。

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私たちの治療目的

【ロスフィロソフィー】完成度を重視

当院のポリシーは、「噛み合わせを重視した矯正歯科治療」です。

しかし、実は開院当初こうした「噛み合わせ」についてあまり意識していませんでした。診療システムを変えるきっかけになったのは、「ロスフィロソフィー」のスタディグループへの参加がきっかけです。

噛み合わせを考慮する矯正歯科治療「ロスフィロソフィー」

ロスフィロソフィーは、アメリカのロナルド・ロス医師が提唱する診断・治療システムで、客観的なデータを基に顎の関節や噛み合わせのずれを診断し、治療に反映させます。このシステムは素晴らしく、ほとんどの症例に適応可能です。

この勉強会が刺激になり、当院でもこのシステムを導入しました。その結果不正咬合や不正歯列の問題点が明確化し、顎にかかる負担が軽減され、後戻りが少ない治療が可能になりました。

このシステムの優れている点は、治療にとって大切なことだけを重視しているところ。その結果、シンプルで効果的な治療が行えるのです。その完成度の高さは、多くの患者さんからの信頼を得て30~40年もメンテナンス治療に訪れる方がいるほどです。

現在、院長・顧問共に同スタディグループに所属し、院長は診療の傍ら同スタディグループの講師を務めるなど、後進指導にも力を注いでいます。

抜歯についての考え方

私たちドクターは、できるだけ健康な歯を残すために努力しています。それにも関わらず、抜歯が必要な場合があります。

不正咬合や不正歯列の多くは、歯と顎の大きさの不調和が原因です。特に顎が狭い日本人は、歯が並ぶスペースが不足してはみ出してしまいます。この問題を解決するには、歯を横方向、前・後方向に動かすか、歯の数を減らしてスペースを確保しなければなりません。

当院の矯正治療の目標は「歯を美しく・機能的に並べる」ことです。したがって、歯が移動するスペースを確保できないときは、止むを得ず抜歯が必要になります。もちろん、診断の結果、充分スペースを確保できると分かれば、歯を抜くことはありません。

抜歯・非抜歯の診断は、精密検査の結果を基に患者さんのご要望と合わせて最終的に判断します。それぞれのメリット・デメリットを詳しくご説明いたしますので、ご不安な点がございましたら、お気軽にご相談ください。

顎関節に関するロスフィロソフィー的アプローチ

近年、顎関節症に悩む若い女性が急増しています。口を開けたときの激しい痛みに耐え切れず、日常生活もままならない方がいるほどです。

顎関節症は顎関節の痛みだけでなく、食べ物を飲み込むときや舌の使い方にも悪影響を与えます。

実は、顎の関節のトラブルは5~6歳頃から始まっているといいます。そのままの状態でいると、顎関節の成長が抑制され徐々に悪化します。

事故や怪我による外傷や、自転車で転倒したり、鉄棒から落下したり、あるいは階段で転落して頭部や顔面強打が原因となり、顎の奥に問題が起きているケースは少なくありません。万一、外傷を負った場合はすぐ専門医にご相談してください。

また、寝相や姿勢、頬杖などの癖、ご年配の方であればリウマチや骨そしょう症が原因で、顎の関節に問題が起きている場合もあります。顎関節症は放置しておくと顎変形症になり、顔面の歪みや不正咬合を引き起こします。異常を感じたら早めの治療が肝心です。

当院には顎関節症に悩んでいる方が多く、噛み合わせを安定させて改善します。顎関節症でお悩みの方は、一度ご相談ください。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について

  • 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2週間で慣れることが多いです。
  • 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
  • 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  • 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けることが重要です。
    また、歯が動くと隠れていた虫歯が見えるようになることもあります。
  • 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきが痩せて下がることがあります。
  • ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  • ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
  • 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
  • 治療中に「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  • 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
  • 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行う可能性があります。
  • 矯正装置を誤飲する可能性があります。
  • 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
  • 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  • 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)や虫歯の治療(修復物)などをやり直す可能性があります。
  • 顎の成長発育により咬み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
  • 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。
    加齢や歯周病等により歯を支えている骨が痩せると咬み合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
  • 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。